ハートフルソフトボールの現場から

~グラウンドの向こう側にも、たくさんのハートがあります。~

これまで「ハートフルソフトボールとは、どんなソフトボールなのか」を、いろいろな角度からご紹介してきました。

仲間を思いやること。
「ありがとう」を大切にすること。
支え合うこと。
勝敗だけではなく、人とのつながりを大切にすること。

どれもハートフルソフトボールには欠かせないものです。

でも、ここで一つ、皆さんにぜひ知っておいていただきたいことがあります。

それは、私たちがグラウンドでソフトボールを楽しめるのは、実は、グラウンドに立っている人だけの力ではないということです。

試合の日、私たちがグラウンドに着くと、そこには当たり前のように試合ができる準備が整っています。

でも、その「当たり前」は、決して当たり前ではありません。

グラウンドを確保するために奔走してくださる人。

各チームの希望に沿ったリーグ戦の組み合わせを考えて下さる人。

試合に必要な道具を運んでくださる人。

早くから現地に入り、準備をしてくださる人。

試合が終われば、片付けをしてくださる人。

一日の試合が終われば、データを本部に送って下さる人

データを整えてHPにUPして下さる人

そして、どのチームにも所属していないのに、

「何かお手伝いできることがあれば……」

と、時間をつくって汗を流してくださる方もいます。

中には、道具を積んだ軽トラックを置く場所を、毎月快く提供してくださっている方もいます。

こうした方々の存在は、試合中にはほとんど見えません。

だからこそ、私たちは時々思い出したいのです。

「今日、ここでソフトボールができるのは、誰のおかげだろう?」

と。

もちろん、選手の皆さんも一生懸命プレーしています。

勝ちたいと思う気持ちも大切です。

試合に参加することも、リーグを盛り上げる大切な力です。

だから、誰かが誰かに「もっとやってください」と言いたいわけではありません。

ただ、ほんの少しだけ周りを見渡してみる。

「いつもありがとうございます。」

「今日も準備してくださってありがとうございます。」

「グラウンドを確保してくださって助かっています。」

そんな一言を掛けるだけでも、きっと支える側の人の心は温かくなると思います。

そして、もう一つ大切なことがあります。

運営する側にも、それぞれの生活があります。

仕事があり、家庭があり、自分の時間もあります。

その貴重な時間を使って、北都シニアリーグ・ファミリーリーグのために力を貸してくださっているのです。

だからこそ、「ソフトボールを楽しむ人」と「ソフトボールを支える人」を分けて考えないことも、ハートフルソフトボールの大切な心ではないでしょうか。

支える人がいるから、プレーする人がいる。

プレーする人がいるから、支える人にも喜びが生まれる。

その両方があって、初めて一つのリーグが成り立っています。

そして、本当の意味でハートフルなリーグとは、グラウンドの中だけでなく、グラウンドの外にいる人にも「ありがとう」が届くリーグなのだと思います